糖尿病内科

リラグルチドはPPARα経路を介して糖尿病ラットの心機能を保護する

7月 17, 2018

リラグルチドはPPARα経路を介して糖尿病ラットの心機能を保護する

セマグルチド

セマグルチド

Liraglutide protects cardiac function in diabetic rats through the PPARα pathway.
Biosci Rep. 2018 Feb 12.

糖尿病が心機能障害を引き起こすことは明らかになっている。筆者らは、GLP-1アナログ、リラグルチドが、糖尿病ラットにおける心機能不全を減弱させると仮定した。24匹のSprague Dawley(SD)ラットを、正常食(正常、n=6)または高脂肪食(HFD、n=18)のいずれかを与えられた2群に4週間分けた。次いで、HFDラットにストレプトゾトシン(STZ)を注射して、糖尿病ラットモデルを作製した。糖尿病ラットをビヒクル(糖尿病、n=6)、低用量のリラグルチド(Llirag、0.2mg/kg/日、n=6)または高用量のリラグルチド(Hlirag、0.4mg/kg/日)日、n=6)。代謝パラメータ、収縮期血圧、心拍数、左心室(LV)機能、および心臓の全ゲノム発現を決定した。糖尿病ラットは、インスリン抵抗性、血中脂質レベルおよび酸化ストレスを増大させ、LV機能、血清アディポネクチン、NOを損なう。リラグルチドは、インスリン抵抗性、血清アディポネクチン、NO、心拍数およびLV機能を改善し、血中トリグリセリド、総コレステロールレベルおよび酸化ストレスを減少させた。さらに、リラグルチドは、心臓Nr1h3、Ppar-αおよびSrebp発現を増加させ、DgatおよびAngptl3発現を減少させた。リラグルチドはPPARα経路を活性化して糖尿病ラットのDgat発現および酸化ストレスを阻害することにより心機能障害を予防した。

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