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心血管疾患を防ぐには地中海食と和食のミックスが理想的だ

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心血管疾患を防ぐには地中海食と和食のミックスが理想的だ

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和食は3大栄養素のバランスがとれた世界を代表する健康食だ。しかしながら、最近の日本人の食生活は、栄養バランスが乱れ、肥満・糖尿病などの生活習慣病は増加の一途をたどっている。和食は、日本に昔からある優れた文化だ。毎日の食生活の中で意識してとりいれることで、栄養バランスの乱れを是正することができる。

地中海式食事様式は、心血管疾患、糖尿病、癌、認知症等の予防になることが知られている。他の地域の国々でもたびたび検証され、米国糖尿病学会では1994年より食事療法として推奨している。その特徴は全粒の穀物、緑黄色野菜、果物、豆類・ナッツ、きのこ類をたくさん食べ、赤肉の摂取は少量で魚介類が多く、油はオリーブオイル主体といった点があげられる。

和食と地中海食は共通した食材で楽しめる料理といえるだろう。現代の日本の食生活から、ω3とω9不飽和脂肪酸摂取、野菜、果物、全粒粉の穀類を増やし、動物性食品(赤身の肉や肉製品、牛乳や乳製品)の摂取を抑え、塩分を抑えると、地中海式食事様式になる。私はこの概念を和食に導入できると考え「地中海式健康和食」と命名し普及活動を行っている。

私は、地中海食の考え方、エビデンスを示すとともに、日常生活のなかでどのようにとりいれるか具体的に提案する。地中海式食事様式はインクレチン効果を高めること等で薬物療法を際立たせる。種々の要因が考えられるが、オリーブオイルや魚介類にはインクレチン分泌促進効果がみられ、インスリン分泌促進、腸管運動抑制により食後高血糖をおさえる。また地中海式食事様式の特徴であるGI値の低い全粒穀類、繊維の多い野菜も高血糖を抑制する。当院では薬物療法をうまく長続きさせるためにも地中海式食事様式を日々実践されることをお勧めする。

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