高血圧症

レザルタス配合錠登場

11月 28, 2009

治りにくい高血圧に レザルタス配合錠登場

循環器内科

循環器内科

ミクスOnlineで報じられていたが、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で去る11月27日、日本では初めてARBとCa拮抗剤の2種の降圧剤を配合した2剤が審議され、承認が了承された。

  • バルサルタン80mgとアムロジピン5mgを配合したエックスフォージ配合錠 (ノバルティスファーマ)
  • オルメサルタンとアゼルニジピンを配合したレザルタス配合錠(第一三共)

レザルタスはオルメサルタン10mgとアゼルニジピン8mgの低用量製剤と、同じく20mgと16mgの高用量製剤の2規格からなる。

ノバルティスのエックスフォージは世界的にも Exforge で統一している模様。バルサルタン80mgとアムロジピン5mgの組み合わせなら(アムロジピンは後発品)、コストパフォーマンスに優れた薬剤になりそうだ。ノバルティスさん、Exforge HCT も日本で出して欲しい。

第一三共の Rezaltas もカッコよい名前だが、どんな意味の造語かピンと来ない。語源はresult?結果が出る薬剤という夢を背負っているのだろうか。20mg+16mgの高用量製剤は降圧効果が高そうだが、何故上限ギリギリの40mg+16mgの製剤にしないのか?謎である。それはさておき、優れた作用を持ちながらコマーシャル的には成功していないカルブロックが見直されるチャンスである。

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