船橋の心臓病患者さんには、心臓病食。高血圧食を主体とした食事療法を徹底していただきたいと思っています。

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船橋市高血圧 エカードLDを処方してみた

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エカードLDを処方してみた

武田薬品工業のARBであるカンデサルタン(商品名:ブロプレス)と利尿剤の合剤であるエカードが発売されたので、早速処方してみた。
※エカードの詳細については過去記事に述べたのでご参照願いたい。

武田薬品工業のMRさんによると、14日間の処方縛りは2010/03/31までだそうだ。2か月処方が主体である通常の外来患者には処方し難いので、往診先である老人ホームの患者さんに主に使うことにした。毎週往診しており、2週間処方でもほとんど問題ないからだ。

高齢者で高血圧・糖尿病など複数の疾患を抱えている場合、驚く程たくさんの薬を処方されているケースは多い。降圧剤、経口糖尿病薬にとどまらず、便秘薬、抗血小板剤や活性型ビタミンDなどが入っている場合が多い。このような場合、「薬が多く胃が荒れるので胃薬も」といって制酸剤や胃粘膜保護剤などが追加されているケースは多い。こういう場合、薬だけで満腹になってしまい肝心の食事が入らないという問題に悩まされる。不必要な内服薬を正しく削減してあげることは非常に重要なことだと思う。ARB+利尿剤合剤はこの点で優れている。

今回変更した実例を紹介する。

ノバルティス・ファーマのMRさんには大変申し訳ないが、バルサルタン(商品名:ディオバン)からの変更が多い。「どうしてコディオ変えないの?」と聞かれそうだが、特に理由はない。単に私がカンデサルタン好きなだけだ。

症例1:(変更前) ディオバン(40)2T/2x + フルイトラン(2)1T/朝 
(変更後) エカードLD 1T/朝

結果:もともとBP 130/70くらいだった血圧は変わらず。むしろわずかに低下。
考察:エカードLD中のカンデサルタンは4mgだから、せいぜいディオバン(40)1T+フルイトラン2mg くらいの効果しかないかと思われたが善戦した。夕方のディオバンが入らないことで早朝高血圧を来すかと心配されたがそれもなし。パフォーマンスを落とさずに内服錠数およびコストを下げることができた。

症例2:(変更前) ディオバン(160)1T/朝 + ノルバスク(5)1T/朝
(変更後) エカードHD 1T/朝 + ノルバスク(5)1T/朝
結果:この症例は顕著な早朝高血圧だった。朝の内服薬は効いているようで、昼頃にはSBP 110mmHg程度まで下がるも夜には150mmHg程度になっていた。朝も150mmHg程度。天下のディオバン160mgを使ってもこれでは、費用対効果が悪い。ARBを大量に使うより、ARB+利尿剤にした方が良いかと思った。エカードHDのカンデサルタン部分はブロプレス8mgだから、エカードHDのコストはディオバン160mgの半額に近いはず。変更の結果は夜間・早朝とも130mmHg程度に抑えられた。ARB増量よりも利尿剤併用である。コストダウン、パフォーマンスの改善を達成できた。

一般の外来ではまだ使いにくいのだが、「往診先の老人ホーム」がある先生にはお勧めである。うまく使えばコストダウン、内服錠数も減ってGOOD!

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