船橋の心臓病患者さんには、心臓病食。高血圧食を主体とした食事療法を徹底していただきたいと思っています。

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船橋市心臓病 直接的レニン阻害剤アリスキレン(商品名:ラジレス)の腎保護作用

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直接的レニン阻害剤アリスキレン(商品名:ラジレス)の腎保護作用

本日は直接的レニン阻害剤「ラジレス」の腎保護作用について述べたい。いつもお世話になっている旭川の薬剤師道場(ブログ)さんの記事、「直接的レニン阻害薬剤 ラジレス錠150mgの製剤見本」に詳しく解説されているので、リンク先をご参照願いたいが、AVOID試験という試験では「ARBにラジレスを上乗せすることによってさらなる腎保護効果が得られる」という結果が出ている。

もう少し詳しく書くと、「2型糖尿病で腎症があり、蛋白尿が出ている+高血圧を合併している」症例を対象に、ARBであるロサルタン(ニューロタン)で12週間降圧療法を行った後にラジレス300mgを上乗せすることで、UACR(尿中アルブミン/クレアチニン比)がどの程度改善するかを評価しているのだ。対照患者のUACRは300mg/gCr以上なので顕性腎症の患者が対象となっている。臨床的には腎症3期以降となる。ここまで来てしまうと、透析を回避するために厳格な血糖・血圧コントロールが重要となってくる(厳密には3B期以降だが)。

このような背景の試験である。そこで、添付した図をご覧いただきたい。資料を読んだ際に私が最も感銘を受けた図である。ラジレス300mgの上乗せで24週間後のUACRは平均18%も低下するという結果が得られている。顕性腎症の患者さんの腎保護には目覚しい効果が期待できそうだ。このままでは透析が不可避となりそうだが、何とか尿蛋白を減らしたいな・・・そんな2型糖尿病患者さんをお持ちの先生にはお勧めの治療法である。

問題点は以下。薬価は安くないのでARBとの併用となると患者負担も増えるという問題がある。ARBとの併用が保険で切られるのでは?という懸念もある(私自身はまだ処方経験なし。ご存知の方は教えて下さい)。

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